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LBO

LBOシミュレーションをブラウザで3分で試す【無料ツール】

LBO(レバレッジド・バイアウト)の返済計画をブラウザで即シミュレーション。IRR・MOICの計算方法と、買収判断に使えるリターン目安を公認会計士が解説。

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加藤 陽生

公認会計士

IPO準備企業の管理部長、M&Aアドバイザリー業務に従事。 中立的な立場で経営者のM&A判断をサポート。

公認会計士による監修済み(最終更新: 2026-03-29

LBOシミュレーションとは

LBO(Leveraged Buyout)は、買収対象企業のキャッシュフローを返済原資として、借入金を活用して企業を買収するスキームです。

PEファンドや個人M&A(サーチファンド)で広く使われており、**「この買収は投資として成立するか?」**を判断するためにLBOシミュレーションを行います。

LBOの基本構造

買収価格: 5億円
├── 自己資金(エクイティ): 2億円(40%)
└── 借入(デット): 3億円(60%)
    └── 返済原資: 対象会社のEBITDAから返済

ポイントは、借入の返済を対象会社のキャッシュフローで賄うことです。自己資金は少なく済みますが、その分リスクも高くなります。

投資リターンの指標:IRRとMOIC

LBOの投資判断で使う2つの主要指標があります。

IRR(内部収益率)

投資の年率リターンを表す指標です。

IRR評価
25%以上優良案件
20〜25%標準的(PEファンドの目標水準)
15〜20%やや低いが検討可能
15%未満PEファンドでは見送りが多い

MOIC(投資倍率)

投資金額に対して何倍になって返ってくるかを表します。

MOIC = Exit時の受取額 ÷ 投資額

PEファンドでは2.0x〜3.0xが一般的な目標水準です。

Excelなしでシミュレーションする方法

従来、LBOシミュレーションはExcelで3表連動モデル(PL・BS・CF)を構築して行うのが一般的でした。投資銀行やPEファンドのアナリストが作る本格的なモデルは、構築に数時間〜数日かかります。

ValSimのLBOシミュレーションでは、以下の入力だけで即座にシミュレーション結果が出ます:

  • 買収価格と自己資金の割合
  • 借入条件(金利・返済期間)
  • 対象会社のEBITDAと成長率
  • Exit倍率と保有期間

結果として年次の返済スケジュール、IRR、MOICがグラフ付きで表示されます。

シミュレーションの活用シーン

1. 個人M&A(サーチファンド)

個人で中小企業を買収するケースが増えています。自己資金1,000万〜3,000万円で、金融機関からの借入と合わせて1〜3億円の買収を行うパターンです。

LBOシミュレーションで「返済は現実的か」「何年で投資回収できるか」を事前に検証できます。

2. PEファンドの初期検討

案件のスクリーニング段階で、まず概算のIRR/MOICを確認するために使います。詳細なExcelモデルを構築する前の「ファーストカット」として有効です。

3. M&A仲介会社のアドバイザー

クライアントへの説明資料として、買収資金の返済可能性を可視化するために使えます。

注意点

LBOシミュレーションは「うまくいった場合」の数字です。実際のM&Aでは以下のリスクを考慮する必要があります:

  • 売上・利益の下振れリスク(感度分析で確認すべき)
  • 金利変動リスク(変動金利の場合)
  • 運転資本の変動
  • 設備投資の必要性
  • コベナンツ(財務制限条項)への抵触リスク

概算をツールで把握した上で、専門家と一緒に詳細な検討を進めることをお勧めします。

まとめ

  • LBOシミュレーションは買収の投資判断に不可欠
  • IRR 20%以上・MOIC 2.0x以上がPEファンドの一般的な目標
  • ValSimならExcelなし・3分でIRR/MOICが計算可能
  • 概算で方向性を確認し、詳細は専門家と検討する

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